《グローバル家族の世界旅 in India》ダージリン Darjeelingの旅・後編

 

 

さて、少し時間が経ってしまいましたが、
前回のブログに引き続き、ダージリンの旅・後編をお届けいたします。

前編ではダージリンの主な観光地を中心にお伝えしたのですが、今回は前回予告したとおりダージリンの街中の様子を中心にお届けしたいと思います。

車で3時間も登っていった山奥にどんな街が待ちかまえているのか!?

私も驚いた街の雰囲気をぜひ、↓の写真で味わってみてください〜。
(今回は写真多めブログです〜)

 

 

ダージリンまでの道中

 

道中の様子をみないとダージリンの凄さが伝わりきらないと思うので、まずは道中の雰囲気を。

まず一枚め。
動く車内からとっているので少しブレてしまっていますが。。。。
わりと麓の方での一枚。こんな感じの濃厚な緑の木々が生い茂る山あいを車で3時間ほど登って行きます。山の斜面に茶畑が広がることもしばしば。

そしてすごく印象的だったのが、山の木々の中にちょこっと竹が生えている場所が何箇所かあったのだけど、その竹が今までみたこともないほどに太くて立派だったこと!
タケノコ掘りが毎年の春の家族行事となっていたほど竹林の多い地域で育ったので(でも、ハマっ子ですよ〜)、子どものころから竹はすごく身近にあるのだけど、こんな竹みたことない!ってほどでした。竹の種類なのかなのかな〜?それとも美味しいお茶が育つだけあって土壌がいいのかな??(車内からうまく写真が撮れなかったのが残念ですが。)

 

山道はこんなに狭くてクネクネとどこまでも続きます。。。。
日光のイロハ坂のようなU字カーブも永遠と。

本当に狭い箇所は車一台が通るのがやっとなほど。
おそらくここも一方通行ではないはずで、対向車線がきたらどうなるの!?とハラハラしまくりでした。

もちろん山道なので、道路を一歩外れれば斜面。それもなかなかの急斜面です。

そして狭い山の斜面の土地なので、人が通る道が別に用意されているわけもなくこの狭い道を車だけでなく歩行者も通ります。

 

 

駐車場スペースを確保するのも一苦労な山あい。
建物は斜面に基盤を作って建てられています。

 

ダージリンに向かう途中、いくつかの集落(街というべき??)を通りすぎます。
こんな感じで、道路とヒマラヤ鉄道の線路が並び、その両横にギュッとお家が立ち並びます。

 

こちらも途中の集落/街の雰囲気。
この時点ですでに随分と山奥に入ったところだったのですが、街中の人たちがすごくオシャレでびっくり!
行きの道中は山奥といえど、まさかダージリンが大都市だということもわかってなかったので、、、途中の街の人々のオシャレ度に驚いてしまいました。

だって、すでに狭い山道を車で1時間以上登った山奥ですよ!?こんなところにまで流行りのファッションも、流通が行き届いているのか〜と感心してしまったのです。何せ、辿りつくまでは「ダージリン=茶畑を中心とした集落」というようなイメージだったのです。。。

 

山奥の斜面にそびえ立つ都市。
おそらくこの写真の奥の街並みは(途中の集落ではなく)ダージリンの写真だったと思うのですが、遠目で見てこれだけびっしりと建物が並んでいます。

 

そして、道中、ときどきヒマラヤ鉄道が車の前を横切ることがあります。
一つ前の写真の、奥に見える建物数とは一変、周りに建物がないとただただ、山奥の中の道という感じでしょ??

 

ダージリンの街並み

 

展望風景

滞在中、天気が霧がかっていることが多かったのですが、すこーしだけ見れた高地の街ならではの風景がこちら。
霧の少ないシーズンだったら、とてもステキな山の景色がたくさん見えること間違いなしです。

 

奥の方に見える緑の斜面はおそらく茶畑。
街中は建物がびっしり!これで車で3時間も登った山奥です。(何度も強調しますが。笑)

 

街の雰囲気と路地

 

 

↑建物が多ければ人も多い。
3枚目が広場のような場所で、上の2つの写真がそこに向かう歩行者天国のようになっている通りです。
外国人観光客少なめで、インド国内(もしくは南アジア諸国)の旅行客が多かったです。

 

↑街中は小さな商店がいっぱいあります。
インドのコンビニ的な商店。小さいけれど大抵のものはそろいます。
ムンバイの商店と品揃えは似ていました。

 

みてください!この建物の密集ぐあいに電線の感じを。
この細い路地も歩道ではなく、車道です。

 

車一台通るのがやっとな路地ばかり。
交通整理している警察の人も多いのですが、車が入れ違えなくて立ち往生すると、ローカルの人があっという間に交通整理員に早変わりしてくれます。そういう光景が日常茶飯事なんでしょうね。みなさん助け合って狭い道路生活を乗り切っているようでした。そして、こんな道路事情なのに驚くほどの車社会。車すら不便そうなのに、車がなかったらもっと不便なのかな。。。

 

陽が沈み始めると屋台がちらほらと出始めます。
これはダージリン駅の周りのモモ屋さん。モモはネパールやチベットの方で食べる小籠包のような蒸し団子です。

 

目を引く建物たち

 

草間彌生を彷彿とさせるような(おそらく)中華料理屋さん。

 

歴史を感じるコロニアルな雰囲気の立派な建物。

 

街の中心部にある時計台。

 

おまけ

 

おまけ1。ダージリンのいたるところで目にした世界各国の国旗。

フロントガラスやリアガラスのところに国旗を飾る車や、玄関口に国旗をはためかせているお家。
さらには写真のように道路脇の壁面にまで各国の国旗をペイント。

何かと思ったら、サッカーW杯の応援でした。
私たちがダージリンに行ったのは、ちょうどW杯が始まる1週間ほど前だったのです。

「な〜んだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、これはムンバイに住んでいる私としてはとても意外なことなんです。
インドと言ったら、圧倒的にクリケット人気が高く、W杯直前といえどムンバイでは全くそんな雰囲気はないんです。

空き地でやることといったらクリケットなムンバイ。

なので、最初、国旗を見たときは何のためなのか、かなり不思議でした。
帰りの空港に向かう道中の空き地でサッカーをしている子供たちを見かけたりと、どうやらこっちの方ではサッカー人気が高いみたいですね。W杯サッカーの解説をしていた元インド代表のサッカー選手も東北地方の出身の人のようでした。

 

おまけ2。
さすが高地。売店で売っているお菓子の袋はどれもパンパンに空気が膨らんでいました!
今にも弾けてしまいそう。

 

ダージリンの食事

 

美味しいチベット料理

ダージリンはチベット系の人が多く、チベット系の料理がとても美味しかったです。
地球の歩き方で見つけたデケリンDekelingというホテルに宿泊していたのですが、そこの階下にあるデクヴァスDekevasというお店に初日にいったら、とても美味しいかったので連日そこで食べました。

しかも辛くないので、小さい子供連れにはとてもありがたかったです。
子どもの食事って、インドの国内旅行する時の難点何ですよね。大都市じゃないとなかなかインド料理以外が見つけられなかったりするので。息子はここのモモをお気にめしたようで、ペロリと一人で一皿食べてしまう勢いでした!

 

チキンの濃厚な出汁が美味しい麺。
上の写真の平麺の方が私的にお気に入り。ちょっと刀匠麺を思い出す食感。(サラリーマン時代によく食べていたので懐かしい。。。)

モモは、もちろんインドなので野菜だけのベジタリアンもあります。
確か奥の餃子の形のが野菜モモで手前がチキンモモだったかな。

 

ここ以外にも眺めの良い(と言っても霧がかっていたのですが。涙)少しおしゃれなレストランでコンチネンタル料理も食べたのですが、そちらはいまいちでした。。。牛肉が食べれる!と期待したのですが(ムンバイは牛肉禁止なので)、そもそもインドは肉の質があまり高くないので念願の牛肉といえど、味は牛肉を食べた満足感を感じられないほどでした。

そりゃ、ムンバイとか大都会の方が確実に西洋料理等、各国料理は美味しいですよね。

ちなみに、ケンタッキーなんかもあるので、ローカルの食べ物が不安と思う方もご安心を。
(日本人ならだいたいチベット料理の味は大丈夫だとは思いますが。)

 

ティーテイスティング

 

お茶好きにおすすめなのが色々な茶園のお茶が飲めるお茶専門店のカフェ、ナットムスル・ティー・バー&ベーカリー(Nathmulls Tea Bar & Bakery) 。

茶園のツアーでのティーテースティングが本当に少量ずつでもの足りなかったので、私たちはこのお茶専門店でいろんなお茶を飲み比べしてみることにしました。さすが「ティー・バー」というだけあって、お茶がワイングラスにサーブされてきました。

これぞテイスティング!という感じでワクワクします。
そしてガラスの向こうの山並みの景色が最高にキレイ!
もちろん私たちの時はほとんど霧がかっていたのですが。。。それでも一瞬のぞいた景色が最高でした!
お天気の良いシーズンだったら絶対におすすめです。

お茶の種類もとにかく豊富で、手頃なものから超高級なレアものまで。お茶好きにはたまらない品揃えとなっています。
そしてカフェで飲んだお茶の茶葉を買って帰ることもできるので、味をみてお茶を選びたい人にも最適です。

 

ところで、ダージリンティーって高級なものほど中国茶の味わいに似ている感じがしませんか?
他のインドの紅茶とは一味違うなと思ったら、やっぱりダージリンのお茶の木は中国から持ってきた種類だそうです。

中国からの輸入過多を懸念していたイギリスが、中国から輸入せずに自前でお茶を栽培しようと試みた結果、ダージリンの土壌がお茶栽培に適していることがわかり、中国から種を持ってきてダージリンお茶の栽培が始まったそうです。

お茶園のツアーなどにいくとそういう歴史背景の説明を聞くことができます。

 


 

以上。ダージリンの旅の後編でした。
前編とあわせてダージリンの雰囲気はだいぶ伝わったかな。

私たちは1歳半の息子を連れて行ったのですが、正直、けっこうハードです(笑)

何が大変って、飛行機移動の後の長い車でのドライブ。
1歳児を3時間も車に乗せるのは大変ですね。。。なので子連れで行こうと思う方はしっかりと心と車内エンターテイメントの準備を。そして当然ながら乗り合いジープは小さい子連れにはまず難しいのでドライバー付きレンタカーがおすすめです。車は小回りの効くサイズを。

そして最後に旅のお供の地球の歩き方もお忘れなく。

私はこれ無しの旅行は不安で仕方がない派です。。。