《Global家族のムンバイ生活》インドハーフ、インドでカルチャーショックになるの巻。

ご無沙汰しております!

えりざです。

インドに到着して早2ヶ月半も経ちました。

その間、仮住まいからのお引っ越しがあり、、、
航空便が到着しては荷ほどきをし、、、、
船便が到着しては荷ほどきをし、、、、

と、なんだかんだバタバタとしている間に2ヶ月があっという間に経ってしまいました。
2ヶ月半経ってようやく落ち着いた日常生活が送れるようになり、ようやくブログも復活!

この2ヶ月半があっという間に過ぎてしまったぐらいなので、かなりムンバイ生活を楽しんでおります。
今のところは。(でも雨季が大変らしい。。。今はベストシーズン)

とはいえ、楽しいことばかりというわけでもなく、もちろん大変なことも。

まずは、早々に対峙したカルチャーショックについて。
そうなんです、インドハーフなのに、インド生活早々にカルチャーショックを受けてしまったのです(涙)

そして、そんな自分にもショック。。。

 

慣れてるはずのムンバイにカルチャーショック!

 

この写真がまさに私をカルチャーショックに陥れた場所。

到着翌日に友達(夫の同僚でもあるのですが)が、「なんでも揃う場所」に買い物に連れて行ってくれたのですが。。。

まず、交通量の多い道路に全く信号がないことにドン引き。。。

そして、空気が埃っぽい。。。
(ただでさえPM2.5もひどいのに。)

道はガタガタ。。。

歩道はあって無いようなもの。。。

なんでも揃うというのに、お店はほとんどコンビニサイズ以下。。。

と、いろんなことにビックリ。

しかもこのエリアは割と高級住宅も多く、ここのマーケットも他よりも高級なマーケットと聞いていたのに、写真の通りの雰囲気で、建物もブルーシートが屋根にかかったものが見えようにおんボロだらけ。

そしてメインの八百屋とかが並ぶマーケットのエリアは道路が舗装されておらず、さらに砂埃まみれ。
(後々知ったのですが、道路工事中でちょうど舗装を剥がしたところだったそうでう。今はトップ画像の通り舗装された道路になりました)

 

確かに、インドに信号はほとんど無いのも、空気が悪いのも知っていたけれど、

いざ来てみると、ムンバイってこんなにひどかったっけ??
と、呆然としてしまいました。

 

子連れでくるのは訳が違う

 

私がカルチャーショックになった一番の要因は息子ちゃんの存在。

今回は1歳になったばっかりの息子連れでのムンバイ。

どこに出かけるのもとりあえずは息子連れ。

初日の買い物のときももちろん息子を抱っこ紐で抱っこしながら。
切れ目のない行き交う車の間を息子を抱きかかえながら縫うように渡るのは本当に怖かった。

マジ?

毎日こんなスリルを味わう生活なの?

目に入れても痛くない、可愛い可愛い息子ちゃんを連れて?

空気もめっちゃ汚いし、小さな小さな息子ちゃんの健康も心配だし。。。

この環境だと抱っこで外出以外方法ないよね?うちの子めっちゃ重いのに。。。

ありえなーーーーーーい!

と、その晩は本気で凹みました。。。

ムンバイは来なれている上、
住んでいるバンドラエリアは正に母の育った場所だったので、今回のムンバイ生活にはそれなりに自信があったんです。

それだけにカルチャーショックを受けている自分にもちょっとショックでした。

でもやっぱり、母と一緒に独り身で短期間の家族訪問の滞在をするのと、
1歳になったばかりの子連れで、ここで生活するつもりでくるのとではわけが違いますよね。

ただでさえ子育て初心者。ようやく1年が経って子連れで出かけるのも慣れてきていたところで、この環境の違いは大きな衝撃だったのです。

 

救世主☆スーパー家政婦さん


ムンバイ到着初日に、小さな息子を連れてのムンバイ生活はかなりハードルが高いと思い知らされたので、

(ただ、ただ、歩いて数分のご近所に買い物に行っただけだったのに。)
とにかく急いで家政婦さんを探すことにしました。

歩道のないようなムンバイではベビーカーなんて絶対に使えそうにないので、食べ物を買いに行こうと思ったら抱っこ紐で行くか、夫が帰ってくるのを待って、夫に息子を見てもらっている間にさっと買い物をしてくるか。

抱っこ紐で買い物に行って見たら、10kg以上の赤ちゃんを抱えて、さらに食材を持つのは本当に辛い。信号がない道路を渡るのに、機敏に動かないといけないのに、重すぎてのっそのそ。

そして体はボロボロ。

さらに、インドのお家の床はほとんどが石材なため、まだまだ歩行初心者の息子にはお家全てが危険地帯。

全く持って目を離すことができないんです。

“ちょっと遊んでいる間に、家事をこなして〜”

なんてムリムリムリムリムリ。

これも私がインド生活に自信を無くした理由の一つでした。

とにかく子連れでの生活が成り立たないのです!

自信喪失してくよくよしていてもどうしようもないので、とにかく急いで家政婦さん探しをすることに。

運よく、夫の同僚の紹介で、子どもの面倒をみるのにも慣れたとても良い人に出会うことができ、おかげで生活が回るようになりました。

私が息子さんを見ている間に買い物に行ってもらったり、家事をこなしてもらったり、

逆に、息子さんを家政婦さんにお願いして、私が買い物したり、家事をこなしたり。

今では、息子さんを家政婦さんに預けて、私がお出かけしようとしても、息子さんは笑顔で手を振ってお見送りしてくれるまでに家政婦さんに懐いています。

(多分、歩き盛りの息子さんにとっては抱っこ紐に入れられての外出は苦痛だっていうのもあるのでしょう。)

本当に彼女が来てからは生活がかなり楽になりました。

彼女には感謝しきりです。

実際は雇い主と労働者という関係なんだけど、
私にとってはチームメートのような、遠くて頼れない実家の代わりのようなありがたい存在です。

 

救世主☆車とドライバー

 

家政婦さんの次に重要なのが車とドライバー。

とにかく、歩道もなければ、横断歩道もないような環境なので、自家用車とドライバーさんがいるととても生活が楽になります。

子どもがいなければ、インドでもUBER(スマホアプリで呼べるタクシーサービス)が普及しているので、それで簡単に外出できるのですが、子どもがいるとそうはいきません。

子どもがいると短距離移動でも車に乗っちゃった方が楽なことも。
我が家からマーケットまでは徒歩で5分ちょっとぐらいの距離なのですが、暑い&空気が汚い上、歩道もちゃんとしていない中、子連れでこの5分の距離を歩くのはちょっとストレス。

さすがに歩いて5分の距離をUBERを呼ぶわけにも。。。
という感じなので自家用車があるととってもありがたい。

さらに、アメリカで子育てしていたので、子どもを車に乗せるときにはタクシーといえどカーシートを使うという環境に慣れてしまい、カーシートなしで乗せるのはちょっと不安。子どもの安全を考えるとできれば避けたいところ。

ところが、UBERでカーシートを使うと降りた後に重いカーシートも持ち歩かないといけないので、ムリ。。。

アメリカではベビーカーに取り付けられるカーシートを使っていたので、タクシーでカーシートを使って外出しても、ベビーカーも一緒に持って行って、カーシートごと息子をベビーカーに乗せればよかったのですが、インドではベビーカーが使えるような道路事情じゃないのでそうもいかないのです。

さらに、UBER含め、多くのタクシーの後部座席にシートベルトがちゃんと装備されていないということもあり、タクシーでのカーシート利用はとっても困難なんです。

だから自家用車があればカーシートを確実に固定できるし、積んだままにできるのでとっても安全で便利なのです。

ドライバーさんが必要なのは、インドの道路事情がとても複雑でインド初心者が運転するのは難易度が高いから。
車線はあってないようなものだったり、信号もあまりなかったりでなかなかのカオスっぷりなんです(笑)でも現地の人はそこを上手に運転するんですよね。駐在の人たちは現地の運転に慣れたドライバーさんを雇っている人がほとんどです。

ありがたいことに、私たちは年末年始に帰省を予定しているお友達に車とドライバーさんを貸していただいて、最初の1ヶ月のまだ車を入手できてなくて、環境にもまだまだ慣れていない時期をうまく乗り越えることができました。

 

歩道&信号がないならリキシャに乗っちゃえ!

 

 

少し慣れてきてからは、車がなくても、家からちょっとした距離をリキシャという三輪タクシーに乗って移動することにしました。たった徒歩5分の距離でも(笑)

車道脇を歩いたり、交通量の多い道路を信号なしに横断しないといけないムンバイ。
生身の体で渡るよりも、リキシャに乗って渡ってもらっちゃった方が安全じゃない?
と思ったので。

しかも道路を渡るのは慣れるまでなかなかタイミングを測るのが難しい。
ローカルの人たちは、いとも簡単に行き交う車の間を無理やり渡るんだけど、慣れない私はやっぱり向かってくる車を前にして渡るのは躊躇してしまうので、確実に渡れそうな車間がないと渡れない。。。そうすると渡るまでに時間がかかちゃって、徒歩5分の道も余計に時間が取られてしまうんですよね。

ちなみに、リキシャの初乗りは18ルピー。日本円で35円ぐらい。
近くのマーケットは徒歩5分なので、もちろん初乗りの距離です。
このぐらいの金額なら徒歩5分でも、乗っちゃってもいいかな〜って思えちゃうでしょ?

さすがに2ヶ月半たった最近は土地勘も付いて来たし、ムンバイの道路所作も身についてきたので、近くのマーケットぐらいは徒歩でいけるようになりました。

 

住めば都。衣食住がそろえばOK!

 

到着翌日にムンバイでの生活に不安いっぱいになってしまった私ですが、
結局、衣食住が安定してきたら、とても楽しいムンバイ生活になってきました。

最初の半月は仮住まいのアパートだったこともあり、引っ越しの荷物が届くまでは何かと生活が落ち着かなかったけれども、引っ越しも済んで、荷物も届き荷ほどきが終わり、だんだんと家の中の日常を取り戻してくると、外の環境の大変さもなんとかなるでしょ〜とポジティブな思考に変わってきました。

そして何より一番心の平穏に大事なんだな〜と思ったのは

食に対する不安がなくなったら、一気に、「ここでも生活できる!」という自身が湧いてきたのに気づきました。

どこでどんな食材が買えるのか?
ここの食材で離乳食はどう作ったらいいのか?(←やっぱり息子ちゃんのことが重要)

この二つが解決すると「あ、住めるかも」と思えるようになるという、割と単純な私でした。

そして、外食続きに疲れてきていたところで、引っ越しの荷物も到着して、キッチンが充実して自炊ができるようになると胃腸からハッピーに。

こうなると、外の環境なんて楽しいチャレンジと冒険気分になってきます。(だから短距離にリキシャとか乗ってみたりしだしたのねw)

衣食住って本当に生きることの柱になんだなと大実感しました。
この先、どこに住もうともここさえ整えれば、外の環境がどうだろうと案外やっていけるのかも。


 

そんなこんなで、早々にインドの洗礼を受け、しっかりとカルチャーショックを味わったわけですが、、、いろいろ子育て周りのハードルは多々ありつつも、今はとっても楽しくムンバイ生活を送ってます!

 

というわけで、2ヶ月半ぶりの近況報告でした!

えりざ