《グローバル家族の世界旅 in India》ダージリン Darjeelingの旅・前編
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こんにちは。
今回は旅ブログです。
駐在生活をしていると、
ここに住んでいるから行ける場所には行っとかないと!
と思うので、いろんなところに旅行に出かけるようになります。
特にムンバイ駐在だと街の空気の質が健康を害するレベルなうえ、環境もあまり良くないので、三連休などがあるとみんなこぞってムンバイ脱出をはかります。
しかも、職場の駐在の人はみんなそんなマインドで生活しているので、お休みを取るのもお互いさま。
そういう意味でも旅行に出かけやすい環境に恵まれています。
というわけで、かれこれ半年のムンバイ生活で、すでに何箇所か旅行に行ってきたのですが、
その中でももっとも最近のダージリンの旅の様子を<前編>・<後編>に分けてお伝えしたいと思います。
<前編>の今回はまずは観光スポットを中心にお伝えします〜。
ダージリン入門&アクセス
さて、ダージリンですが、インドの北東地域にあり、
ネパールに近くヒマラヤにつながる尾根の上に位置しています。
標高2134mの山奥にある都市です。
ムンバイからのアクセスは、ムンバイの空港からダージリン最寄りのバグドグラ空港まで約3時間。
そしてさらに、バグドグラ空港から車で3時間ほど山を登っていくとようやく辿りつきます。
合計6時間!!
飛行機3時間というのはそんなに悪く無いのだけど、そこからさらに3時間車に揺られるというのはなかなかハードでした。
しかも1歳半のイヤイヤ期入りたての息子つき(涙)
ダージリンと言えば、みなさんご存知の通りお茶で有名で、茶畑がたくさんあります。
3時間もかけて車で登ってきたのに、観光するような場所はあんまりなくてちょっと残念という気もしなくは無いのですが、車で3時間も入っていった山奥にこんな立派な都市が存在するのか!ということ自体が結構な見もので、私的にはそれが一番のオモシロ体験でした。どうしてこんな場所にこんなにも人が(人口約12万人)住み着いたのかとにかく不思議で仕方なかったです。そして、天気に恵まれれば、超絶景が見られるのもダージリンの魅力の一つ。今回は残念ながら霧が多くちょこっとしか絶景を覗けませんでしたが。。。
さて、そんな山奥の街の雰囲気は次回、<後編>の楽しみに置いておいて、
まずは観光スポットを紹介します〜。
観光1:ヒマラヤ鉄道の蒸気機関車
ダージリン観光の数少ない目玉のひとつが、世界遺産にも登録されているダージリン・ヒマラヤ鉄道、通称トイ・トレインに乗ること。
なんとアジアで最も古い登山鉄道なのだそうです。
今は珍しい蒸気機関車に乗ることができます。
(※山奥のダージリンに「ダージリン急行」なんてありえないですね(笑)現実には山道をくねくねと行くトイ・トレインしか存在しません)
そして、蒸気機関車はなんと、トーマス色!
リアルなトーマスで、きっとトーマス好きのお子さんにはたまらないかも?
とはいえ、小さな列車で、イヤイヤ期真っ盛りでじっとしているのイヤー!な幼児を連れていくにはちょっと大変でした(笑)息子は機関車の音も怖かったのか、終始私の髪の毛を引っ張りっぱなし。(←髪の毛触っていると落ち着く子なんです)
このときばかりは、
なんで今まで機関車トーマスを息子に見せてこなかったんだろうかと少し後悔しました。。。
このトイ・トレイン、山のふもとからダージリンまでを7時間もかけて登るのですが、
さすがにトイレも無いせま〜い汽車に7時間も缶詰にはなりたく無い。。。。
そんな観光客向けには、
往復2時間ほどの「ジョイ・ライド」という程よい距離の楽しい乗車体験が用意されています。
ジョイ・ライドはダージリン駅とグーム駅間の片道やく1時間の往復で、
往きの途中には「バタシア・ループ」という庭園のような場所での10分の停車があり、
折り返しのグーム駅では20分ほどの停車があり、駅周りや、駅に付いている博物館をみれるようになっています。
各停車場所では、くれぐれも機関車の出発の合図を聞き逃さないようにご注意ください〜。
たぶん乗車確認とかなく、乗り遅れた人がいても容赦なく出発しちゃうかも。
バタシア・ループでの停車中。奥に見える蒸気を上げているのが私たちの乗ってきた機関車。
息子には程よいお散歩休憩となりました。
機関車の石炭を入れるところ。
そういえば、途中どこかで機関車の水補給もしていたような。。。
折り返し地点のグーム駅。
ここには博物館や、展示の蒸気機関車があったりします。
歩道橋の先(駅ホームの2階)が博物館のようでした。
私たちは息子を外で走り回らせてあげるために、博物館はパスしたので中の様子はわかりません。。。
駅の外に展示してある機関車。触ったり、登ったりすることができます。
ヒマラヤ山脈の模型(?)こんなものまでありました(笑)
ダージリン・ヒマラヤ鉄道 Darjeeling Himalayan Railway
▲ホームページ http://dhr.indianrailways.gov.in/view_section.jsp?lang=0&id=0,1
▲ジョイ・ライド
【料金】蒸気機関車 Rs. 1300
【所要時間】約2時間
※追伸。最後、ダージリンに戻ってきて降車する際、息子を抱いていたので最後にゆっくり降りようと思ったら、なんと!私たち含め3人ほどを残して汽車が動き初めてしまいました(涙)
幸い駅のホームをすぎた直後に一時停止したので、その隙にみんな降りたのですが、その後すぐにまた走り去って行きました。全員降車したかなどの確認が無いようなので、みなさまくれぐれもお気をつけくださ〜い。このときばかりは本当に焦りました(汗)
観光2:ダージリンティー紅茶園ツアー〜Happy Valley Tea Estate~
ダージリンと言ったらなんといってもダージリンティー!
というわけで、茶園見学をしないわけにはいきませんね。美味しいダージリンティーも買いたいし。
私たちは、旅行のバイブル「地球の歩き方」で紹介されていた、
Happy Valley Tea Estate にいきました。
ここの紅茶園では、茶摘みや、紅茶作りの工程を見学することができます。
そしてなんと言っても、ここの紅茶は全て有機栽培。オーガニックの紅茶のみを作っています。
残念ながら私たちの訪れた日曜日は茶摘みと工場はお休み。
それでも、稼働はしていないけれども紅茶園&工場内の見学とテイスティングのツアーはやっていました。
ダージリンのお茶は中国茶だとか、どうしてダージリンでお茶栽培が始まったのかとか、
ツアーのお話はけっこう興味深くて、休日といえどツアーに参加する価値はありました。
なんと、ここの紅茶園はイギリスの老舗デパート、ハロッズに専属でダージリンティーを卸しているそうです。(日本の三越の名前があるのは、ハロッズのお茶を扱っていたからかな?)
茶畑の景色。
霧の多い時期だったので奥まで見渡せないけれど、天気が良かったら、綺麗な山あいの景色が見渡せたのかな。
茶畑で草摘みに余念の無い息子。座り込んだ息子をこの後ツアーの集合場所まで連れて行くのが大変だったことは言うまでも無い。絶賛イヤイヤ期。母は「あっちにアンパンマンがいた気がするよ〜」と大嘘をついて息子の重い腰をあげさせたのでした。(誰か重量級ベビーのイヤイヤ期の対処方教えてください。。。涙)
道路の狭いダージリンですが、茶園へ続く道は本当に狭くて対向車線がくると立ち往生。すり抜けるのも一苦労でした。写真は向かいの車が横に退避してくれているところなんだけど、それでもこんなに狭い!(まあ、ダージリンあるあるではあるのですが。)
Happy Valley Tea Estate
▲ホームページ https://www.happyvalleytea.com/
▲見学ツアー料金 Rs. 100
▲営業時間 9:00~17:00 (ツアー9:30~16:30)
▲休日:なし(ただし、日曜は工場、茶摘みは稼働していません)
観光3:タイガー・ヒル
続いてのダージリンおすすめ観光スポットは、タイガー・ヒル。
こちらは早朝に行って朝日をみるのが定番で、
ここから、世界第3位の標高をほこるカンチェンジュンガとヒマラヤの美しい山並みが望めるそうです。
さらに運が良いと、世界最高峰のエベレストまで拝めます。
。
。
。
が、しかし、私たちがダージリンに行った週末はあいにくの雨模様。
タイガー・ヒルに行く予定の朝も霧のかかった雨模様でした。
タイガー・ヒルに朝日を見に行くには早朝3時半起き。
こんな天気じゃあ何も期待できないから、、、と私は前夜に早々に諦め、夫一人で見にいってもらいました。(←そもそも3時半起きって息子起こしたく無いし。。。)
さて、そんなタイガーヒルの日の出の様子がこちら。
案の定、濃い霧と雲に包まれて全く日の出どころか、山並みの景色も見れなかったそうです。
ただし。
タイガー・ヒルに集まるインド人観光客をみるというのもそれはそれで面白いらしい。
これだけの悪天候なのに↑これだけの観光客が早朝に大集合!(ダージリンはインド人の観光客が圧倒的に多い)
そして、少しでも雲の合間から光が差し込むものなら、みんな大興奮で大歓声が響きます。
本来の目的とは違うけれども、その雰囲気を味わうのも異文化体験というのか、なかなか面白い体験だそうです。
もちろん、日の出が見れた上でこの雰囲気を味わえるのがベストなんですけどね。
チベット仏教のタルチョという旗がいたるところに飾られています。
タイガー・ヒル
▲アクセス:ダージリンの中心部から車で30分〜1時間(道路の混雑状況にもよる)
乗り合いジープなどを利用しましょう。
▲費用:乗り合いジープ Rs. 200~ 入場料 Rs. 10
観光4:チベット仏教僧院 イガ・チョリン・ゴンパ
ダージリンにはいくつものチベット僧院があり、観光名所にもなっています。
その中でも有名な一つ、1850年に創建されたというイガ・チョリン・ゴンパを見学にいきました。
こちらが本堂の外観。
なんともカラフルで日本の寺院とはまた違った雰囲気。少し沖縄の色使いにも似ているかも。
中も雰囲気も、仏像もやっぱりカラフル。
そしてダライ・ラマの写真。
壁にもびっしりとカラフルな壁画が描かれていました。
こちらは外にあった塔のようなもの。
イガ・チョリン・ゴンパ
▲時間:7:00〜17:00
▲休日:なし
▲料金:無料(ただし、写真撮影をする場合カメラ1台につきRs.100)
▲アクセス:Ghoom駅から徒歩10分。(駅までは乗り合いジープやトイ・トレインなど)
(実際に参拝にきている人もいるので、マナーには気をつけましょう)
以上。
ダージリンの観光地巡りでした。
私たちは行かなかったけれども、↑以外にもヒマラヤに生息する動物を集めた動物園なんかもあるそうですよ。そこでユキヒョウが見られるらしいです!Snow Leopard! (←マックユーザーなせいで変に親しみを感じてしまうのはきっと私だけじゃないはず。。。)
では、次回、ダージリンの街並みブログをお楽しみに〜。
そして旅のお供には地球の歩き方、お忘れなく!
英語のガイドブックで地球の歩き方よりいいのに出会ったことがないので、我が家は海外に引っ越した今でも地球の歩き方を愛用しています。アメリカ在住の方だと紀伊国屋書店で手に入りますよ〜。
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