《バイリンガル子育てvol.1》我が家のバイリンガル子育てポリシー
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みなさまこんにちは。えりざです。
トップの写真は懐かしい、息子ちゃん5〜6ヶ月ごろの写真でしょうか。
うちの子、ちょー可愛いんですよ。
かわい過ぎて、自分の子供だということを忘れちゃうぐらい。
いや、確かに私にも似てるんだけど。味のあるいいキャラしてるんです。
(親バカ万歳!!)
そんな息子ちゃん、先日ピアノ(のおもちゃ)を椅子がわりに鍵盤に座りながら本を読んでいると思ったら、お尻でピアノをひき始めました。ジャズピアニストか!と言わんばかりにノリノリで。
ホントいいキャラしてるんです。
そんな息子さん、1歳を過ぎてから少しずつ言葉がで始めるようになったので、
そろそろバイリンガル子育てについてもブログで書き始めようかなと思います。
第1回目の今日は、我が家の言語ポリシーについて。
バイリンガル子育てしています
我が家では息子ちゃんをバイリンガルで育てています。
日本、アメリカ、中国、インドにルーツのある「グローバル家族」な我が家ですが、
言語環境は日本語と英語です。
中国、アメリカ、日本にルーツのある夫(父)は、英語の方が若干強いけれども、ほとんどバランスの取れた日英バイリンガル。一方、日本とインドにルーツのある私(母)は日本語中心に育ったけれども、英語も身近にある環境で育ち、今は日常生活、ビジネス、アカデミックな英語はほぼ問題ない程度に日英バイリンガルです。でも断然日本語が得意という感じです。(こんど、夫と私がそれぞれどういった言語環境で育って今の言語力に至るのかも書きますね)
というわけで、息子ちゃんのバイリンガル子育ても日本語と英語でおこなっています。
お家から一歩出た環境はというと、インドなのでいろんな言葉が飛び交っています。
ただ、親がインドで飛び交う言語の中でも英語しかできないので、ローカルの人との会話は基本英語。そしてアメリカからの駐在のため夫の職場のコミュニティもアメリカンな英語。
それに加えて、日本人の赤ちゃんのプレイグループに参加していたり、夫の同僚家族に何人か日本人・日本語のできる人がいたりで、日本語に囲まれる環境も少々あります。
家庭の中も、外の環境も日本語と英語の環境で子育てしています。
まずは目標・目的を考えよう
私たち夫婦は子どもをバイリンガルに育てるにあたって、まず目標・目的を決めておくのが大事だと思っています。
ひとえに「バイリンガル」といっても、様々なレベルのバイリンガル状況があります。
現に、私たち夫婦も共にバイリンガルですが、全く異なるレベルのバイリンガルです。二人とも、日英のバイリンガルだけれども、ベースの言語も違えば、習得した時期も、到達レベルも異なます。
「バイリンガル」といった時に、いろんなタイプがありえるのだけれども、実際には曖昧になんとなく考えている人も多いのではないでしょうか。
でも、実際には
主となる言語は何にするのか?
もう一方の言語はどの程度使えるようにするのか?
会話に不自由しなければいいのか?
読み書きができればいいのか?
両言語ともネイティブ並を目指すのか?
ただその言語に慣れ親しんでもらうだけでいいのか?
などなど、いろいろ考えることがあります。
何も考えずに、2つの言語に触れていれば、バイリンガルにはなります。
ただ、どの程度のバイリンガルになるかはわからないのです。
そして、一番避けたいのは、セミリンガル/ダブルリミテッドになること。
つまり、どちらの言語もしっかり育たず、どちらの言語も十分に(年齢相応に?)操ることができなくなること。
親の都合でバイリンガル環境においているというのもあるので、
やっぱり子どもには、それによって不都合は被って欲しくないな。。。と思うのです。
そのためには、まずはしっかりとどの程度のバイリンガル像を求めているのかという目標を、
子育てに関わる人たちである程度の共通認識を持っておくのが大事なのではないでしょうか。
決して、どのレベルのバイリンガルが良くて、どのレベルが悪いというものではなく、
あくまで、家庭の中で共通認識を持って、それぞれの言語をどの程度使いこなせるようになって欲しいのかというのを話しておくことが重要だと思っています。
バイリンガル子育てのルールを決めよう
さて、求めるバイリンガル像が決まったら、今度はどのようにそこに到達させるかです。
言語をマスターするには、その言語にたくさん接することが大事。
接した時間に応じて言語のレベルも上達していくと考えられるから、日本語と英語をバランス良くバイリンガルにしたいと思ったら、それぞれの言語に触れる機会もバランス良く均等に。
となると、ノマド生活を送れる環境の人じゃない限り、家の外の環境は自分達ではどうすることもできないので、
教育環境と家庭内の環境を整えなければなりません。
うちの場合は教育環境はあまり選択肢が無さそうなので、
となると、家庭内の環境を整えるのがとっても重要になってきます。
そして幸いなことに、日本語と英語が両方家庭内に揃っている!
というわけで、家庭内でどのように言語を使い分けるか、子どもにどのようにそれぞれの言葉に触れさせるかというのも夫婦で話あっています。
両方の言語に触れていればなんとかなるでしょ〜と、親が使いたいようにそれぞれの言語を使っていてはそれぞれの言語に触れる時間も偏ってしまう可能性もあるし、子どもも困惑してしまう可能性があるので、ルールを決めています。
そして、両親ともにバイリンガルなので、、、決めておかないと、外の環境に流されて、どんどん家の中が英語に染まっていってしまうような気もするんですよね。というか、実際、つい英語を使ってしまいそうになってきています。
なので、目標に合わせて、家庭内の言語ルールを決めておくことも大事だと思っています。
我が家のバイリンガル子育てポリシー
さてさて、前置きが長くなりましたが、、、
じゃあ、我が家のバイリンガル子育ては実際どうしてるの?
ということで我が家のケースの紹介です。
バイリンガル到達目標
主言語:英語
サブ言語:日本語
というのを大前提に、日本語と英語、両言語共にネイティブレベルを目指すというのを目標にバイリンガル子育てをしています。
(駐在生活をしているとはいえ)アメリカ社会にいるので外の環境はどうしても英語に偏ります。
そして、このままいけば学校も英語の学校になるので、学習言語は英語になる予定です。
ですので、英語を主言語として柱に定めています。
だけれでも、日本語を母語として育った母としては、自分の子どもなのに日本語がネイティブじゃないというのはなんとも寂しい。そして、両言語バランスよくバイリンガルな夫を見ていて、いろんな意味で両言語がネイティブレベルというは便利そうだと思うので(仕事などで役にたつというような理由だけじゃなくて)両言語ネイティブレベルのバイリンガルを目指して子育てしています。
それに、万が一、日本の学校に行くことになった時に、日本語もネイティブレベルにあればスムーズに日本語での学習に入ることができます。私たちに日本に引っ越す予定がなかったとしても、本人がゆくゆく日本に愛着を持って「日本に引っ越したい!」と大学や社会にでた時に考えたとしても、スムーズに日本での生活もできるようになるだろうと思うのです。
とはいえ、息子ちゃんの成長の中で、この目標を変える必要が出てくる可能性もあると思います。
学校で使わない日本語は家庭内で積極的に読み書きを教えていかないといけなくなるけれども、それには相当の時間を割く必要があります。それに割く時間が十分に取れればいいけれども、そうでない場合は潔く目標を変える必要もあるのかなと。
主言語をどちらにするかを決めているのは、両言語バランス良くバイリンガルにする時間や労力を避ける余裕が無くなった時などに、1つの言語に主にフォーカスするためです。それによって両言語とも十分に発達しないという状況を避けて、少なくとも主言語の英語だけは年齢相応の学習・思考ができるレベルを確保しようと思っています。
家庭内の言語ルール
上で書いたように、日英両方をネイティブレベルにという目標でバイリンガル子育てをしていますが、
実際どのようにバイリンガル子育てをしているかというと、
我が家では、1人1言語ポリシーを導入しています。
これは父親と母親でそれぞれ別の言語を使い分けるというもの。
我が家は父親(夫)が息子ちゃんに話すときは英語。私が息子ちゃんと話すときは日本語というようにそれぞれの得意な方の言語で使い分けています。
じゃあ、両親同士が話す場合は?というと、日本語にしています。
家の外の言語環境が圧倒的に英語が多いので、お家では日本語が多め。
四六時中一緒にいる母親が日本語使って、日中は仕事で不在の父親が英語を使うのも、外とのバランスではちょうど良い。
そして我が家はラッキーなことに夫婦共に日本語ができるので、学校に行くようになって、英語と接する時間の方が圧倒的に多くなってきたら、様子を見て家庭内は完全に日本語にしようかな〜と考えています。必要なさそうだったらこのまま1人1言語でいくけれども。
ちなみに、現在はまだ1歳3ヶ月と、やっと単語がで始めたというような時期なので、
とにかくそれぞれの言語での話しかけと、それぞれの言語でたくさんの本の読み聞かせすることを意識しています。
さて、ここまでいろいろと目標だとか、ルールだとかいろいろ書いたけれども、
実際、どうなるかはこれからのお楽しみ。
相手は個性のある人間なので、親の思い通りにいかない可能性も多いにあるでしょう。
その時には、臨機応変に方向転換をしつつ、バイリンガル子育てに臨んでいきたいなと思っています。
臨機応変。多分これ、すごく大事だと思う。
相手は個性のある人間なのでね。
というわけで、我が家のバイリンガル子育てについての第1弾でした。
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